メダカの体外光を伸ばしてキレイなメダカを作りたい!重要なこと5選!|体外光が綺麗な品種5選

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体外光のあるメダカの代表格と言えば【幹之】ではないかと思います。

この幹之(みゆき)には、『鉄仮面』『フルボディ』などといった、体外光の最高峰ともされるメダカがいます。

他にもカブキメダカ、三色体外光メダカなどの品種もいますが、なかなか体外光が伸びないと悩む方が多いと思います。

よくある悩みや疑問
  • 体外光ってなんのこと?
  • 体外光って伸ばせるの?
  • 体外光が綺麗に伸びない

などの疑問や悩みはないでしょうか?

体外光を伸ばすコツは、

白か透明容器水温を28℃~30℃程度日光をたくさん浴びさせてグリーンウォーターでの飼育、そして種親選びが大事です

個体差がありますので、絶対に体外光が伸ばせるとは言えませんが。

そこで今回は体外光の伸ばし方について深掘りしていこうと思います。

目次

体外光とは

背中に入るメタリック感のある金属光沢のラインを体外光と言います。今では体外光が入った品種は多く作出されています。

この写真は私が飼育しているメダカで、幹之メダカではなくマリアージュロングフィンなのですが、体外光が入っているメダカの中ではお気に入りです!

なぜなら体外光と言えば上見なのですが、ヒレも長く、さらに青白く光って見えるので、横見でも楽しめるんですよね!

そしてこの品種の中でも、体外光が頭まで入っていたり、入っていなかったりしてバラつきがあるんです。

体外光は伸ばすコツはいい個体を累代させること

メダカの品種改良には、慎重な選別と累代が重要です。

さまざまな特徴を持つ品種が生み出されてきましたが、それぞれが先代の特徴を受け継ぎながら新しい品種が生まれています。

私自身も、体外光が頭まで広がる品種の選別に取り組んでいます。しかし、1シーズンでは十分な結果が得られません。

飼育環境が狭いため、広い敷地と大きな容器、20度以上の産卵に適した温度条件を整えないと、体外光をはじめとする特徴を固定するのは難しいと感じています。

そのため、慎重な選別を続け、体外光が伸びる個体を増やすよう努力しています。その結果、体外光が伸びている個体が徐々に増えてきています。

容器も重要なポイントです

日光に当たるマリアージュロングフィン
白容器で育て、トロファストターコイズ色に移動しました。

体外光を伸ばすには、容器の選択が重要です。

透明容器と白色容器が体外光の発達に適しています。

透明容器は光を通すため、メダカに直接太陽光が当たり、成長が促されます。一方、白色容器は光を反射するので同様の効果が得られます。

個人的には、体外光のあるメダカには白容器を、ラメのあるメダカには黒容器を使い分けて飼育しています。透明容器は紫外線に弱く、1年ほど使うと割れてしまうことがあるため、管理が面倒になります。 一方、黒容器は割れにくいという利点があります。

ただし、体外光を美しく観賞したい場合は、黒やグレーなどの濃い色の容器がおすすめです。この個体は、体外光が綺麗だと感じたときに、黒い容器に移して観賞しています。

水温は高水温がよく、日光とグリーンウォーターも大事です

体外光を伸ばすのに最適な飼育環境は水温28℃~30℃です。

この水温帯では、メダカの活性が高まり、良く餌を食べて健康的に育つことができます。

屋外での飼育では、天候の変化により水温の管理が難しくなります。曇りや雨の日は水温が下がり、晴れた日は水温が上がりすぎる可能性があります。

そのため、室内でヒーターを使って水温を一定に保つのが最適な方法です。 日光も当てたいので室内飼育でも窓際での飼育が望ましいです。

ただし、ガラスにUVカットがされている窓もあるため、アクアリウム用のライトを用意しておくことをおすすめします。

私は、真夏は半日陰の屋外で、秋冬春は室内でヒーターを使って飼育しています。この方法なら、メダカの健康を維持しつつ、飼育管理も容易になります。

体外光が綺麗な品種5選

1:幹之

体外光の代表種であるメダカ「幹之」は、品種名の変化が面白い魅力的な魚です。

強光や鉄仮面、フルボディなど、体外光の発達に応じて品種名が変わるのが特徴的です。

この幹之は、群泳する様子が体外光によって美しく際立ち、飼育もしやすく、初めてのメダカ飼育にもおすすめできる人気の品種です。

2:マリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィン

上部から見ると、美しい外観を誇る体外光が輝き、横から見ると、長い青白いヒレに銀色のラメが入っています。マリアージュロングフィンとの違いは、尾筒の部分が短く、尻ビレと尾ビレがくっつくほど近く、キスをしているような様子からキッシングワイドフィンと名付けられているようです。まるでベタのような見た目で、優雅に泳ぐ姿に魅了されることは間違いなしです。

上見、横見と両方の視点から楽しめるため、メダカ愛好家にお勧めです。

飼育面では、オスのヒレが長く、メスのヒレが短いため、オスの遊泳が遅くなり、受精率がやや低めですが、マリアージュの固定率良好です。

3:ドラゴンブルー

ドラゴンブルーと言えば、ブルーの名の通り青白く光るヒカリ体型であるヒレが特徴的ですが、上見での体外光も美しいメダカです。

ヒカリ体型は背曲がりの遺伝が気になるところですが、ドラゴンブルー作出から日が経っているので、固定率もよく、綺麗なヒカリ体型を楽しめると思います。

ヒカリ体型とは、背ビレと尻ビレが同じ形になっているメダカです。

4:カブキ

体外光のあるメダカの中でも、カブキは色々な色の体外光が楽しめる品種です。

【白カブキ】【黒カブキ】【カブキブルー】などの品種がいます。

5:ブロンズ

燐光からの派生種で【鱗血統】の1つである、黒琥珀半透明燐体外光のブロンズ。

燐光の特徴である、体外光の鱗に光が入ることにより鱗1枚1枚が際立ち、網目状になる特徴を受け継いでいます。

頭が茶色なのも特徴の1つで、燐光の特徴と合わさり体外光が引き立つ美しいメダカです。

まとめ

体外光の伸びたメダカを作るのは大変なことですが大事ななことは、

  • 体外光が伸びている個体を選別し種親にしよう!
  • 容器は白色か透明が望ましく、個人的には白色がオススメ!
  • 水温28℃〜30℃が理想!でも屋外での管理は難しいため、屋内でヒーターを使うのが簡単です!
  • メダカにとって日光が非常に重要です!
  • グリーンウォーターで常に給餌状態を維持し栄養を与えること!

これで必ず体外光が伸びる!という保証はできませんが、試す価値はあると思います。参考になれば幸いです。メダカライフを楽しみましょう!

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