長いヒレが青白く光るメダカ『マリアージュロングフィン』
飼育環境に気を付ければその特徴を伸ばすことができ、ヒレ長の中では繁殖も比較的容易な品種ですが、普通種よりは難しいところもあります。
今回はそんなマリアージュロングフィンについて解説していきます。
『マリアージュロングフィン』の特徴

横見をすると、ヒレがヒラヒラと長く、青白く光ってる特徴があり、上から見ると白いメタリックのような筋である体外光が入ってるメダカです。
横見が特にオススメで、ラメも少しあり、そのラメが粉雪のように見えてそこもまた綺麗ですよ!
品評会でもマリアージュロングフィンは多く出展されていた様子でした!やはり綺麗なメダカなので、メダカ愛好家の方でも綺麗なマリアージュロングフィンを作ろうとする方も多いと思います。
私も店頭でマリアージュロングフィンを見た際は、もう熱帯魚のグッピーや、ベタの領域まできてるなぁと驚きました!
ぜひマリアージュロングフィンを見たことがない方は、横見で現物を見てみてください。
これはメダカなの!?と驚きと感動を味わうことができると思います。
上から見ても体外光が美しく、長いヒレがチラチラと見えるのも綺麗です。

気になる固定率、繁殖について
マリアージュロングフィンは雌雄判別がわかりやすく、初心者の方でも雌雄を見分けるのが容易なメダカでもあります。
雌雄の見分け方ですが、ヒレが大きくなるのはオスだけで、メスはオスほど大きくはならないのです。


オスとメスがわかりやすいのって初心者の方にはいいと思うんですよね。
私が初心者の時は、ユリシスのオスとメスの判断がよくわからなかったです…今思うと、稚魚の時はわかりづらいので、卵を産むくらいの若魚まで成長した時に選別がいいですよ!
そしてこのマリアージュロングフィンは若魚ちょっと手前でもオス・メスがわかりやすい品種だと思います。
選別の時にオス・メスがわかりやすいので選別時はサクサクできると思います。
そしてヒレ長系の品種は受精率が低いとされているそうですが、私の場合は特にそんな印象はないんですよね。
普通に繁殖させています。
ただ何故そのようなことが言われているのかを考察すると、オスのヒレが長いことが原因だと個人的には思っていて、たぶんメスは泳ぐのが速く、オスはヒレが長いので邪魔になり、メスに追いつけないのでは?と思っています。
なので、繁殖させる際はセリアのスタッキングボックスは1ペア入れるのに丁度いい大きさなので、引越しして交配させています。
飼育方法について

マリアージュロングフィンの飼育に関しては、特徴である長いヒレと、体外光の表現をできるだけ伸ばす飼育がいいと思い、1匹辺り水量を2リットル目安にして広々容器でゆったり飼育と、日光のよく当たる場所でグリーンウォーターでなるべく高水温での飼育をしています。
広々飼育にしている理由ですが、メダカは広い容器のほうが成長が早いと言われているので、ヒレも成長するのではないか、いっぱいヒラヒラさせたほうが伸びるかな?という理由で広々容器で飼育しています。
体外光の伸ばし方に関する記事はこちらです。
マリアージュロングフィンを購入する際

マリアージュロングフィンの特徴がよく出ている個体を選ぶことが、大事だと思います!ヒレが1番伸びてる個体と、体外光が頭まで入ってる個体がベストだと思います。
私は、メダカ屋さんに出向き、綺麗なマリアージュロングフィンがいたのですが、やはり綺麗な個体だと、まだまだ値段は高いですね。
そこでヤフオクにて、信頼できそうな方から卵を落札しました。
たまたまなのか入札が少なく、非常に安く卵を30+αで購入することができました。
そして卵をすべて孵化させて、記事の写真のように成長させることができました。
ヒレが綺麗で、とても満足しています。
ヤフオクや、Twitterなどのネット販売では、卵詐欺は残念ながらよく被害に遭われる方が多いです。
大事なのは評価、実績のある信頼できる方から卵を購入するほうがいいと思います。
まとめ
ヒレが長く、青白く光って見えるマリアージュロングフィンですが、現物はほんとに時間を忘れてしまうほど優雅で綺麗なメダカです。
メダカのオス、メスの判断は初心者である時は非常に難しく、プロの方でも100%間違えない保証はないと言えるほど難しいことですが、マリアージュロングフィンはわかりやすい品種なので、初心者の方の雌雄判別の勉強には最適だと思います。
オススメの飼育は、広々ガラス水槽で飼育し、マリアージュロングフィンの優雅な泳ぎを楽しむのがいいと思います。