メダカブーム継続中ということもあり、今でも新たな改良メダカの品種が作出されていますが、数が多すぎてこれからメダカを始めようにも、どの品種がいいのかわからない方はいませんか?
メダカは強い魚なので、失敗することが少ないとは言われていますが、それでも初心者にオススメではない品種もいたりします。
今回の記事では、これからメダカを飼おうとしている方、その中でもアクアリウムがまったくわからない方にオススメの品種はどのメダカなのかをランキングとしてまとめてみました。
個人的なオススメは、2品種目や、アクアリウム経験者であれば普通に飼育できると思います。
まずは初心者にオススメの品種から始めてみてはいかがでしょうか。
メダカを購入する前には準備が必要です。先にメダカを購入してしまうと失敗してしまう可能性があります。
購入の前に一度目を通しておいたほうがいいと思います。
初めてのメダカ飼育は何を用意すればいいの?最低限必要な物3選!プラスあったほうが良い物も紹介
初心者にオススメするメダカランキング
初心者にオススメする基準は、
- 通常のメダカと変わらずの飼育ができるか
- 固定率がいいか
- 流通量が多い品種で、どこのショップでも売られていて、お手頃な値段で購入できるか?
これらが大事かなと思います。
第1位:幹之
1番のオススメは初心者王道の幹之だと思います。
特に上見が綺麗であり、横見でも純白のボディは綺麗と、どちらの見方でもオススメです。
幹之は銀色の筋の体外光が特徴的なのですが、種親選びや、繁殖、飼育法も数ある品種の中では勉強になるんです。
その理由は、幹之の体外光にあります。
幹之の中でも体外光の伸び方により、名前が変わり鉄仮面、スーパー強光などがいます。
鉄仮面はフルボディとも言われ、幹之の最上位グレードの幹之です。
種親選別や飼育方法を工夫することによっては鉄仮面を作出することができるかもしれません。
また、流通量も多いので、安価な値段で購入することもでき、飼育や繁殖に関しては通常のメダカと変わらないので、初心者の入門メダカとして人気のあるメダカです。
第2位:楊貴妃
メダカブームの火付け役であり、このメダカから様々な品種改良がされていきました。
約20年前からいる品種であり、オレンジの体色はビオトープの相性は抜群にいいです。
メダカは赤の体色はいないのですが、オレンジをより濃くした紅帝という品種も作出されています。
オススメの飼育はビオトープでの上見が綺麗で、水草の緑とオレンジはどちらの色も引き立ちます。
楊貴妃も幹之と同じように通常のメダカで問題はなく、種親選別や飼育方法によっては、体色を濃くできる可能性も秘めています。
流通量も多く、ホームセンターなどのアクアリウムコーナーには、いないということがないほど定番の品種だと思います。
第3位:オロチ
漆黒の黒でカッコいいメダカでとても人気のある品種です。
背地反応しないのが特徴で白い容器に入れても全身が黒のままです。
固定率もよく通常メダカと飼育は一緒な為、初心者の方でも安心してカッコいいメダカを育てることができますが、黒い個体を維持するため近親交配が進んでいるので、購入の際は元気で健康な個体を選ぶほうがいいと思います。
背地反応をしない為、熱帯魚のように室内水槽での飼育が特にオススメです。
第4位:サファイア
青いラメがとにかく綺麗で、名前に通りまるで宝石のようにラメが輝く改良メダカです。
サファイヤのいいところは固定率が高いところにあります。
高級メダカなので、値段は割高ですが、徐々に値段は下がってきているように思えます。
最近ではホームセンター内にあるアクアリウムショップでも見かけるようになりました。
初心者が選ぶべきポイントである、固定率がいい、飼育が通常メダカと変わらないという点をクリアしていますので、オススメできます。
背びれあり、なしがいるのですが、背びれなしの場合は、背中のラメがびっしりはいるので綺麗です。
背びれありであれば、オスメスの判断がしやすいと思います。
どちらを選ぶかはお好みですが、初心者には背びれありのほうがいいと思います。
第5位:琥珀ラメ
サファイアと同じくラメが綺麗なメダカで、黄金のように輝いている、琥珀色のメダカです。
ゴージャスなメダカがいいと思う方にはオススメです。
こちらも固定率、飼育法は通常と変わりないので、見た目が気に入れば心配せずに購入してもいいと思います。
選ぶポイントはラメが特徴的なのでラメが多い固定を選ぶことが大事です。
個人的オススメランキング
個人的には3色系が好きなので、3色系押しではありますが…3色系の魅力は、難しいところだと思います。
「それって魅力なの?」と言われる気がしますが、自分の性格上、難しいからこそ燃える!という面倒くさい性格なのです…。
実際に3色系を飼育してみると、飼育に関しては、なんら普通のメダカと変わりませんよ。
選別が難しいとよく言われ、実際に難しいとは思いますが、それは人に販売する場合なのでは?と個人的には思います。
自分はこう思っています。「自分好みな色合いの体色であるメダカを選別すればいい」と思います。
この考えであれば、難しいことなんてないように思います。
第1位:花魁
個人的に1番好きなメダカで、名前や、色合いに惹かれてしまいます。
黃白黒で体外光の銀色のメタリックのような筋が入るのが特徴であり、3色系なので、親と同じ表現の個体はなかなか生まれてはこないのですが、その中でも綺麗な個体が生まれた時の喜びが1番感じられるのも好きなポイントです。
初心者の方でも普通には育てられるのですが、選別が難しく、容器を多く必要とするので、初心者向きではないと思います。
ある程度の選別の知識や、容器を多く用意できる方には非常にオススメですが、固定率はどうしても悪いので、そこを妥協できるかがポイントになると思います。
第2位:ユリシス
自分が1番最初に購入したメダカです。
ユリシスメダカは今だに高級メダカで、グレードの高い個体になると今だにヤフオクなどでは高額な取引がされている品種でもあります。
こちらはオーロラ系で、色々な色が体色に表れ、青ラメ、オレンジ、黒などの色が表れます。
繁殖を楽しみたい方にもオススメで、選別が難しい点はありますが、この親からはどんな子が産まれるのかな?などメダカの将来が気になる品種でもあります。
固定率は悪いのですが、小さい若魚の時期でもラメがよく見えるので、ラメを長く楽しみたい方にはいいと思います。
第3位:マリアージュロングフィン
青白く長いヒレが特徴のメダカで、オススメの品種1位の幹之に似ている品種でもあります。
こちらも体外光が入るので、楊貴妃から始めてメダカの飼育にも慣れてきたくらいに、白い体外光のあるメダカを探している方にはオススメかと思います。
ヒレが長いので、尾腐れ病などに注意したほうがいいと思います。
固定率は、良いほうではありますが、繁殖がなかなかうまくいかない場合があります。
少し難易度は高くなる品種だと思います。
第4位:竜章鳳姿
竜のように気高く鳳凰のように優雅なメダカです。
とてもカッコいいメダカで、まるでベタのようなヒレを持つメダカだと思います。
上見でも横見でも存在感は抜群で、これはメダカなの?と思ってしまうほどです。
個人的は長いヒレを観賞するために、ガラス水槽での飼育がオススメです。
値段はまだまだ高級メダカなので、卵での購入もいいのですが、卵詐欺が多く発生しているので、できれば現物購入をオススメします。
第5位:雲州三色(非透明鱗三色)
まるで錦鯉のような色合いのメダカです。
綺麗な3色にするのは非常に難しく、メダカ屋さんやプロの方でも固定はほぼ不可能だと思います。
上級者の方や、メダカ愛好家の方は、3色が好きな方は多いように思います。
自分は難しいからこそ、やりがいがあると思ってしまうので、3色系は難しいですが、そこに魅力を感じています。
メダカは繁殖させて、成魚にしてどんな綺麗なメダカが産まれるのかを楽しむ方は多いと思います。
容器を大量に必要とされるのは、綺麗なメダカを作る為なので、そこにこだわらなければ、通常と同じように飼育すれば問題はないです。
まとめ
初めてメダカ飼う初心者の場合は、
- 通常のメダカと同じように飼育できるかは大事なポイントだと思います。ヒレが長かったり、ダルマメダカなどは人気ではありますが、病気にかかりやすかったりが心配です。
- 固定率が高い品種を選ぶことも大事です。固定率が低いと、種親選びの選別をしっかりしないと、いい個体が生まれない可能性が高く、色が薄くなってしまったり、背曲がりの個体が出てきたりとすることがあります。初心者の方にはこの選別が難しいのです。中級者や上級者、メダカ愛好家の方々は、この選別を繰り返し、いい個体を作出されていたりしています。
- 流通量が多く値段がお手頃の品種を選ぶ方が、飼育している方も多いので、ショップやTwitterなどでも質問に答えてくれる方もいると思います。珍しい品種の場合は、飼育している方が少ないので、その品種独特のわからないことは答えてもらえないこともあると思います。
もちろん、見た目が気に入ったから、この品種がいい!というのはとても大事だと思いますが、一度その品種について調べてみることも大事だと思います。
自分の場合は、見た目や名前でユリシスに惹かれて購入しました。
高級メダカでしたが、メダカ屋さんで安く譲ってもらい、三色系と同じなので、種親選びや容器がいっぱい必要だとわかった上で購入しましたが、後悔もなく、非常に勉強になる品種だと思いました。
初めて購入する際は、こちらの記事を一度見てからメダカを選ぶ方がいいと思います。
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