メダカは日本の風物詩として愛される小さな魚で、観賞魚として人気も高まっています。その美しい姿や手軽な飼育環境から、多くの方がメダカの飼育を始めています。しかし、メダカの健康を保ち、美しい色彩を設定することは、適切な水質管理が欠かせません。そこで登場するのが、PSB(光合成細菌)です。今回は、PSBの効果やおすすめ商品について詳しく紹介します。初心者の方でも簡単に始められるよう、具体的な使用方法も解説します。
PSBとは?
PSB(Photosynthetic Bacteria)とは、光合成を行う細菌のことを指します。自然界では土壌や水中に広く存在し、栄養分の循環や水質浄化に重要な役割を果たしています。PSBは物質を分解し、酸素を供給することで水質を改善し、メダカの健康を必要とします。
PSBの具体的な効果には以下のようなものがあります:
- アンモニアの分解: メダカの排泄物や餌の残りから発生するアンモニアは、魚にとって有害です。PSBはアンモニアを分解し、毒性の低い物質に変えることで水質を保ちます。
- 酸素供給:光合成により酸素を生成し、水中の酸素濃度を高めます。これはメダカにとって非常に有益です。
- 有機物の分解: 水槽内のデトリタスや餌の残りなどの有機物を分解し、水の透明度を保ちます。
- 病原菌の抑制: 水中の病原菌の繁殖を抑制する効果も期待できます。これにより、メダカの病気予防にも選ばれています。
PSBの選択
市販されているPSBには多くの種類がありますが、どれを選べばよいのか迷ってしまうことも多いです。そこで、いくつかのおすすめのPSB製品を紹介します。
1. 桜めだかPSB
特徴:
- 熱帯魚・金魚・メダカ飼育に特化したPSBで、初心者でも使いやすい。
- 高濃度の光合成細菌(この高濃度は一定量の水のなかに活性のいい光合成細菌がいっぱいいるとのこと)で、ふやしてPSBがセットになっているので培養もできます。エビオス錠でも培養は成功しましたが、ふやしてPSBで培養しているPSBだと思われるので、同じ物で培養したほうが成功率は上がると思います。
- 水質の安定化に効果的で、メダカの発色が良くなります。
使用方法:
- 新しい水槽を設置する際に、規定量のPSBを添加します。この量は水1リットルで、ペットボトルのキャップ1杯(約5ml)くらいです。自分の場合は、ペットボトルから直接トポトポと入れていますが、NVBOX13のサイズでキャップ4杯~6杯くらいで入れてると思います。PSBを入れすぎてしまって心配される方もいますが、入れすぎてもほとんどの場合、大丈夫です。
- 定期的な水換えの際にもペットボトルキャップ1~3杯くらい添加するとメダカを元気に飼育できると思います。
2. シマテック PSB 濃縮タイプ
特徴:
- エビオス錠でも培養できましたが、培養元のPSBは多めにしたほうがいいです。コスパもいいと思います。ホームセンターでも売られていることがあります。
- バクテリアの活動が活発で、水質改善が早い。
- 水の透明度を高める効果もあり、クリアウォーターだとメダカの観賞もしやすいです。
使用方法:
- 使用前によく振ってから、水槽の水に規定量を加えます。上記と同じで、水1リットルでペットボトルキャップ1杯くらいです。
- 初めて使用する場合は、週に2回程度の頻度で添加すると良いでしょう。毎日添加しても問題ありませんが、培養が成功しないとなかなか多く添加するのは抵抗があります。
3. GEX メダカ元気 育てるPSBウォーター
特徴:
- 安心安定のGEXのPSB、安心して使えます。
- ペットショップやホームセンターでも入りやすい。
- 継続使用することで、メダカの健康に良い影響を与える。
使用方法:
- 水換え時に水1リットルに対しペットボトルキャップ1杯添加します。
- PSBは稚魚の餌となるプランクトンが増えるので、稚魚の生存率が格段に上がります。
PSBの使い方のポイント
PSB を有効に使用するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
- 適量を守ってください: 過剰に投入しても効果がなくなります。規定量を守って使用しましょう。
- 定期的な投入: PSB は定期的に投入することで効果が持続します。水換えの際や月に一度のメンテナンス時に添加すると良いでしょう。
- 光の管理: PSB は光合成を行うため、適度な光が必要です。水槽に適した照明、PSB が活動できる環境が大事です。
- 適切な水温管理: PSBの活動が最も活発になる水温は25~30度である必要があります。メダカの飼育水温と合わせて管理しましょう。
PSB使用上の注意
PSB は非常に便利なアイテムですが、使用する場合にはいくつか注意点があります。
- 初期導入時のバクテリアバランス: 新しい水槽にPSBを導入する際は、他のバクテリアとのバランスを考慮しましょう。過剰な導入は逆効果になることもあります。
- 保存方法: PSB は生きたバクテリアを含む製品です。光は必要ですが、直射日光は温度を急激に上昇してしまい、死滅する恐れもあるため、間接光や人工光のある場所に保管することで効果を長持ちさせることができます。
- 併用する薬品との相性: 水質調整剤や病気治療薬と併用することは、成分の相性に注意が必要です。使用前に製品の説明をよく確認しましょう。
メダカ飼育のPSB活用事例
実際にPSBを使用してメダカを飼育している方々の事例を紹介します。
事例1:初心者の友人Aさん
Aさんは初めてメダカの飼育を始める際に、桜メダカPSBを使用しました。初めての水槽立ち上げ時にPSBを投入し、その後定期的に使用することで、水質が安定し、メダカも元気に育っているとのこと。またふやしてPSBで培養にも成功しています。
事例2:繁殖に挑戦するBさん
Bさんはメダカの繁殖を目的として、シマテック PSB 濃縮タイプを使用しました。稚魚の生存率もあがり、成長も早くなったと感じているそうです。特に水換えの際にPSBを追加することで、水質の変化を評価しています。
事例3:観賞魚愛好家のCさん
Cさんは長年メダカを飼育しており、色々なPSBを試しているとのこと。GEXのPSBの継続使用により、水槽の透明度が高くなり、美しいメダカの姿を楽しんでいます。PSBのおかげで水質管理が楽になり、メダカの発色も良好です。
まとめ
PSB はメダカの飼育に非常に役立つアイテムです。水質改善し、メダカの健康をサポートする効果があります。初心者でも簡単に使用できる製品が多く、メダカ飼育の難易度を下げてくれると思います。紹介した製品や使用方法を参考に、PSB を活用しましょう。あなたのメダカ飼育がより、充実したものになるでしょう。
メダカの楽しさと奥深さを感じながら、素晴らしい水槽ライフを。
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