現在もメダカ飼育ブーム継続中と言われ、メダカ界は賑わっています。
毎年50品種ほどのメダカが作出され、500種を超えるとも言われています。
飼育しているペットランキングでは、金魚を抜いて、メダカは3位となるほど、飼育している方が増えているのです。
そんなメダカですが、ブームということもあり、これからメダカを飼ってみようという方や、メダカイベントでは、メダカすくいが人気で、まだメダカを飼育していない方も、メダカすくいでメダカをゲットしたことをきっかけに、メダカ飼育を初めてみようという方も急増しています。
ですがその中には、
- メダカを飼育してみたいけど、難しそう…
- メダカ購入前に準備する物がわからない…
- メダカすくいでメダカをゲットして家に持ち帰ってきたけど、どうすればいいの?
などの疑問や不安があると思います。
メダカはバケツやボウルなどで、エアレーションをしなくても飼えてしまうほど丈夫で簡単に飼育を始めることができます。
この記事をみれば、メダカは飼育難易度が低く初心者の方でも簡単に飼育を開始できることがわかると思います。
メダカを購入する前に準備する物
メダカ飼育を初める前に準備しなければならない物があります。
- 飼育容器
- カルキが抜けた水
- メダカの餌
最低限必要なのはこの3つで飼育はできると思います。
私も初めてのメダカ飼育の時に、これだけ用意しただけでした…ダイソーで買ったバケツに水を汲み置き、次の日にもうメダカを飼育していました!
そしてメダカを飼育していくとプラスであったいい物が見えてきましたので、後から用意してもいいし、メダカを飼育することがすでに決定しているなら、先に用意したほうが良い物もあると思います。
- 水温計
- 何かの容器もう一個
- カルキ抜き剤
- 塩
- メチレンブルー
- メダカすくい網
- PSB
これらが用意できればメダカ飼育とりあえずは困らないと思います。
この中で、私が真っ先に買いに行ったのは、カルキ抜き剤と網、そして予備の容器ですね!
これらをなぜすぐに購入したかというと…水換えができないころに気がつきました。
できないことはないですが、メダカを移動するのに網がないという、とても困った状況になりました。
今はメダカ飼育をして時間が経っているので思いつくのですが、忙しくて買いにもいけない、営業時間外でお店が閉まってる時など…そんな時はキッチン用品を使うことで解決できることがあります!
お玉や、お椀、プリンの入れ物などの容器などetc…
このような物を使えばなんとかできると思います!
間違っても、素手でメダカは触らないことです。手で水ごとすくうのもオススメできないですね…メダカが火傷してしまいますので注意してください!
カルキはメダカには絶対NGで、汲み置きした水が用意できるのであればいいのですが、初心者のうちは、ちゃんとカルキが抜けているのかの判断は難しいし、不安だと思います。
ダイソーでもカルキ抜きは売られていますので、バケツを購入と共に、カルキ抜きも購入しておくことをおすすめします!
室内飼育では準備しなければならない物が加わります
- 横見をするのであればガラス水槽
- バクテリア剤
- フィルター
- エアーポンプ
- LEDライト
- サーモスタット付きヒーター
室内ではガラス水槽というイメージはありますが、必ずガラス水槽じゃなくても大丈夫です。
メダカは上見でも横見でも楽しめるのですが、上見から見るほうが綺麗な品種もいて、私が思う上見が綺麗な品種は体外光が入っているメダカは上見が圧倒的にオススメです!横からみると体外光って目立たないんですよね。
横見でオススメなメダカは竜章鳳姿や、マリアージュキッシングワイドフィンなどはヒレが長いので、横見が個人的にオススメです!
ガラス水槽を購入するのであれば、メダカ用の物がいいのですが、横に長い、長方形の水槽のほうが、上見もできていいですよ。
室内飼育では、屋外と違い、バクテリアの定着に時間が掛かることがあります。
屋外であれば、風にのって菌や微生物が飛んでくるのですが、室内では違います。
もし急にメダカを室内で飼育しなければならないとなった場合ですが、バクテリア剤は買っておいたほうがいいです。
バクテリアがいない容器では生物ろ過の機能がないので、アンモニアが蓄積し、ポツポツとメダカが死んでしまう事態になる可能性があります。
容器はどんな物を用意すればいいか
メダカ1匹あたり1リットルの水量が必要と言われています。容器の色はメダカの保護色の関係で、品種により異なりますが、黒容器が一番使用頻度が高いと思います。黒でないといけないことはないですが、私はダイソーの黒バケツをチョイスしました。
その後に定番のNVBOX13の黒を購入しました!個人的な意見ですが、容器は揃えたほうが見た目が綺麗なので、まとめて購入したほうがいいと思います。
今はイケアのトロファストがお気に入りなので、トロファストで揃えていってる途中です!
欲しい時に限って売れ切れだったりするんですよね…まあそれでも買ってしまうのでバラバラな容器がいっぱいあるので、いつか統一したいです。
またこのようなメダカ飼育ラックがあると、メダカ容器でよく使われるNVBOXとトロファストを置けるので、見た目の統一感もあり、オススメですね!
メダカの餌
メダカの大きさに合わせた餌を選択するようにしましょう。稚魚と成魚では食べられる餌の大きさが変わります。
メーカーはお好みで問題はないです!
私はヒカリシリーズのパッケージが好きでよく購入しています。
見た目がピカピカしていて目が行ってしまい手に取ってレジへ行くパターンにいつも入ってしまいます…使用感もよく、メダカも美味しそうに食べていますよ!
プラスで用意したほうがいい物について
メダカを飼育するだけなら、3つの最低限の物があれば、とりあえずは大丈夫ですが、プラスで用意したほうがいい物に関しては、後々必ずと言っていいほど必要なものです。
私はウキウキでメダカにしか目が行ってなかったので、そんな物は後々!って感じでしたが…最初から全部揃えられるのであれば、備えておくことをオススメします!
水温計
メダカ飼育においても水温計は重要で、水温を見ることで産卵時期、越冬タイミングなどの目安がわかります。
屋外飼育の場合、容器によっては横から見えないので、写真のような浮かべるタイプがいいですね!これはメダカ用なのですが、専用の物は、やっぱりメダカに合うデザインだと思ってます!
自分は吸盤タイプを最初に購入し失敗しました…今でも使用していますが、見えづらいので、いちいち吸盤から取って見てます…ガラス水槽でないなら絶対上から見えるタイプがオススメです。
カルキ抜き剤
汲み置きの水でカルキを抜くのが間に合えばそれでいいと思いますが、緊急で水が必要な場合にカルキ抜き剤がないと、困る時があるので、用意しておいたほうがいいと思います。
カルキ抜き剤は、入れてかき混ぜたらすぐにカルキが抜けます。塩素テスターを使用し調べたことがありますが、塩素は抜けていました。
メダカブームもあってかメダカに適したカルキ抜き商品もあります。
塩
これは塩浴で使用します。メダカの元気がない時や、病気の恐れがある場合に塩浴をすることで、回復する可能性があります。
使用方法は水1リットルに対し0,5 %の塩(5g)を入れ、メダカをいきなり移すのではなく、ゆっくり水合わせしていきます。
塩に関しては普通の食卓にある食塩でも大丈夫なのですが、食塩に塩以外の余分な物が入っているとよくないので、メダカ用の物を使うほうが安心できると思います。
メチレンブルー
塩浴で元気にならない、病気が治らない時に使用します。用法、容量を守ってご使用ください。
卵でもメチレンブルーを使う管理方法があります。
店舗で購入しようと思っても、あまり在庫を置かないのか、1つ2つくらいしか並んでいないので、早めの購入や、使い切る前に、予備を持っておくほうがいいですよ!
メダカすくい網
メダカの水換え時や別の容器に移す際には必要となります。
メダカは泳ぎが達者なので、お椀などで捕まえようにも難しいと思います。
また、やらないとは思いますが素手でメダカを触るとメダカが火傷する可能性があるので注意してください。
上の写真は自作の選別網で、自作すると愛着がわきます。
PSB(光合成細菌)
メダカ飼育を始めると必ず耳にするであろうPSB。
PSBは水質を安定させたり、微生物の餌となり、その微生物をメダカは餌として食べてくれるので、針子の育成にも使えます。
これは初心者の方は購入したほうがいいと思います。使わないでも飼育はできると思いますが、難易度が変わってくると思います。
また培養もできますし、培養を覚えてしまえばコスパがいいのもオススメ理由です。
室内飼育の場合
屋外とは違い、用意する物が増えます。
メダカの場合、四季に耐えられることもあり、個人的には屋外飼育のほうが初心者向けだと思います。
エアーポンプ
室内では自然の風が無い為、エアーポンプが必要ですが、フィルターにより水面が揺れるのであれば不要かなと個人的には思います。
水面が揺れなくても、水中に酸素は溶け込んでいるのですが、匹数が多いと酸欠になり全滅のリスクがあります。
水面が揺れることで溶存酸素量が上がります。
濾過フィルター
水を循環させて濾過バクテリアを定着させて生物濾過をする物です。水質が安定し水が綺麗になりますが水換えは必要なので注意してください。
大体の目安は1周間に3分の1程度の水換えです。
水の循環により酸素を供給することも可能です。
水面が揺らぐ程度で大丈夫です。
メダカは水流に逆らって泳ぐ習性があるので、疲れますし体力を消耗して痩せて弱ってしまいます。特に針子や若魚には注意してください。
スポンジフィルターも濾過バクテリアが多く定着し掃除も簡単にできるので、管理が楽です。
LEDライト
水槽は窓際に置くほうが太陽光を得られますが、置けない場合は、LEDライトは必須アイテムだと思います。
メダカは太陽の子と言われ光がとても大事なのです。
メダカを飼育している知人に、室内のメダカが元気がないと言われ見に行った際に、LEDライトがなかったので、LEDライトを付けたところ、元気になった事例もあります。
できれば太陽光に近い光を出すライトか、水草育成用ライトがオススメです。
サーモスタット付きヒーター
ヒーターは冬眠させるのであれば不要かと思いますが、
- 室内で繁殖を楽しみたい。
- 越冬はさせずに、泳いでる姿を常に見ていたい
これらの理由があれば、水温調節可能なヒーターがあると重宝すると思います。
水槽セットを買うほうが必要なものが揃っているのでお得です。
準備する物を揃えたら、容器に水をいれて一旦放置しましょう
まずはメダカをお迎えする前に、容器に水を張り、エアレーションを使用し1周間ほど放置させて濾過バクテリアを定着させましょう!
エアレーションやろ過フィルターを使用したほうがバクテリアの定着が早かったり、多くの濾過バクテリアが定着しやすいです。
濾過バクテリアはアンモニアなどを分解して水質を浄化してくれます。
ここは非常に大事です!
購入して何故かポツポツ死んでしまう場合、バクテリアが定着していないことにより、アンモニアが蓄積して死んでしまっている可能性があります。
バクテリア剤などを使用すると早くバクテリアが発生しますよ!
いざ!メダカを購入しよう!
準備ができたらいよいよメダカをお迎えするのですが、人気があって信頼のあるメダカ屋さんでの購入をオススメします。
メダカを購入する際は、個人的には1ペアではなく、2ペア+1匹の5匹での購入がいいですよ!
メダカ同士の相性もありますので、相性が悪いと受精してくれません。
実体験では1ペアで飼育していて、無精卵が多いペアがいたので、メダカを他のメダカに入れ替えてみたら、有精卵が増えたことがありました。
卵で売られていることもありますが、卵での購入は詐欺に遭う可能性もありますので、信頼できる方で無い限りオススメはしません。
購入後、メダカを容器に移す前にすること
まずは水合わせをしましょう!いきなりメダカを入れるとメダカもびっくりしてしまいますので。
点滴による水合わせ方法や、水を少しすくい、戻してを30分ごとに繰り返して徐々に水質を合わせていく方法などがあります。
この時、水温も合わせてあげることも重要です。
購入してきた時にメダカがいる水と、用意した水が入れ替わり、水質が大体近づいたら、メダカを移します。
日々の飼育方法
メダカは胃袋がないので、こまめに餌をあげたほうがいいのですが、食べ残しがあると水質が悪化してしまいますので、餌のあげすぎには注意してください。
忙しい方にはPSB、ミジンコ、ゾウリムシなどを与えれば、生き餌なので、水質悪化を遅らせることができると思います。
メダカの異常がいち早く気付けるように、よく観察することが大切です。
まとめ
今回は初めてメダカを飼育する初心者に向けて、飼育までの手順を最低限で解説しましたが、この他にも注意しないといけないことは、あるとは思います。
- カルキ抜いた水を使用
- 購入一週間前に容器に水を貼っておく
- 水合わせはゆっくり行う
- 元気なメダカを購入する
これさえ守れば、いきなり失敗は避けれるのではないかと思います。
少しでも多くのメダカ飼育者が増えるといいなと思います。
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