メダカの産卵に必要な3つの条件|それでも産卵が始まらない時の3つの対処法

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飼育情報

メダカの産卵には条件を満たさないと産卵が始まりません。

その条件は主に3つあります。

  • 水温
  • 栄養

基本時にはこの3つを満たすと産卵が始まるのですが、中にはそれでも産卵が始まらないこともあります。

産卵が始まらない時に試してほしい対処法は3つあり、刺激を与えてあげることです。

刺激には水換えだったり、飼育環境を変える為に、飼育容器を別の場所に置いてみる、水質調整剤を使用するなどがあります。

3つの対処法をすべて試さなくても、1つやることでも産卵が始まることがあります。

以下で詳しく解説してみようと思います。

条件1:光には必要な光量と時間があります

メダカの産卵に必要な光量は150ルクス以上が必要なのですが、この150ルクスは簡単に達成できます。

洗面所などの電球でも150ルクスは達成できます。

屋外であればもっと簡単で、晴れている日中で10万ルクス、冬の日中でも5万ルクスはあります。

日陰では、一般的には1000ルクス以下ですが、150ルクス以上はあるので、メダカの産卵条件はクリアできる明るさはあります。

明るさは環境や時間帯によって変化してしまうのですが、メダカの産卵に必要な150ルクス以上は、屋外であればほぼ確実にクリアできていると思います。

そして光は基本的に13.5時間以上あてることが必要で、12時間以下では仮に他の2つの条件を満たしていても、産卵は始まらず、産卵を開始している個体も産卵が停止します。

水温、栄養の条件をクリアし、13.5時間以上の照射をすると、1〜3週間ほどで産卵を開始します。

では照射時間は長ければ長いほうが良いのかというとそうではなく、メダカにも休む時間は必要なので、13〜14時間で十分だと思います。

屋外飼育では春や夏の季節は照射時間は十分クリアできます。

9月、10月の秋にメダカの産卵が止まるのもこの日照時間が大きく関わっています。

冬の日中で5万ルクスあるので、150ルクスはクリアしていますが、秋や冬は日照時間が短いので、屋外でライトなしでは13.5時間の照射時間をクリアすることができないのです。

照射時間、水温、栄養をクリアできれば冬でも産卵はしてくれます。

室内飼育で繁殖をさせたい場合、LEDライトと、24タイマーを使用し、150ルクス+照射時間13時間にすることで繁殖させることもできます。

このLEDライトはタイマー付きですが、12時間が最長なので、日の出の時間を把握できれば、13時間に調整することも可能です。

容器が多い場合、アクアリウム用のライトでは幅が短く照射範囲が小さいので、何個も購入しなければならなくなりますが、LEDテープであれば、多くの容器に光を照射できるので、コスパはいいと思います。

注意点は100V用や、12V用などがあること。

12ボルト用は主に車のシガーソケットで使用したりする物が多いので購入時は注意が必要です。

時間通りにライトを点けたり消したりできればいいのですが、難しいと思います。自分は24タイマーを使用しているので、ライトに関しては放置してます。

条件2:水温は20℃以上が必要!高すぎても低すぎてもダメです

水温は20℃以上で産卵開始し始めます。

18℃前後でも産卵を始める個体もいますが、その場合は経験上ほとんどが無精卵なことが多いです。

3月後半頃は水温も18℃〜10℃くらいになることが多いので、産卵を始める個体もいるのですが、多く有精卵がとれた時で、卵15個中、4つしか有精卵はなかったことがあります。

また、採卵しても、累積水温が250℃いくまでに日数もかかり、孵化率も悪くなります。

個人的には、3月、4月前半は、産卵していたとしても、採卵しないことが多いです。

5月には日中であれば平均20℃を越えてくることが多くなるので、焦らずに待ち、この時期は栄養を蓄えさせてあげることが大事だと思います。

条件3:栄養を与えて体力を蓄えさせてあげましょう

メダカ以外の生物全般に言えることだとは思いますが、産卵には非常に体力を使います。

やせ細ったメダカでは産卵に使う体力はなく、産卵が始まりません。

種親選別をする際も、メダカが痩せていないかのチェックもしています。健康的な卵を産んでもらう為にも餌やり頻度をあげてメダカを太らせてあげることが重要ですが、餌のやりすぎ、食べ残しによる水質悪化についても気をつけなければなりません。

光と水温の条件を、達成しているのに産卵が始まらない場合は、少量の餌を回数多く与えて1週間ほどで産卵が始まることもありますが、やせ細ったメダカはもっと時間がかかるので、種親選びの際は、栄養を蓄えて太ったメダカを選ぶことも大切です。

オススメの餌は、キョーリンの金のパッケージ産卵・繁殖用の通称『金パケ』です。

自分はこの餌ばかり使用していて、メダカの餌喰いもいいので、常にストックしています。

コスパ重視でオススメの餌は、おとひめB2です。

メダカの餌喰いもよくてコスパもよくお得です。沈下性のある餌ですが、崩れにくいので水を汚しづらい印象がありますが、栄養価は高いので、食べ残し放置は水を汚してしまうと思います。

匂いはエビの香ばしい匂いがするので、甲殻アレルギーの方は注意が必要だと思います。

3つの条件を達成しても産卵が始まらない時は水換えなどによる刺激を与え、繁殖に適した水に変える

3つの条件をクリアしても産卵が始まらないことがあります。

そんな時は、環境を変えてあげることで産卵が始まることがあります。

  • 水換え

水換えをしてあげることで、新水による刺激、水質を変えることで、メダカの産卵スイッチが入ることがあります。

  • 容器の設置場所を変えてみる

日の当たり具合などを変える目的で容器ごと別の場所移動するのも環境が変わる為、刺激となり産卵が始まることもあります。

  • 繁殖に適しした水にする為に、水質調整剤を使用してみる

水質が劣化しているとなかなか産卵が始まらないこともあり、上記の条件などを満たしていても産卵が始まらない場合は水質改善により、産卵が促されることもあります。

テトラ商品には繁殖に適した水に変えてくれる物も市販されています。

なかなか産卵しないなと思った時に、実際に自分でも使用しましたが、翌日に卵を抱えているメダカを発見できました。飼育環境によっては効果がない…ということもあるかもしれませんが、試してみる価値は十分にあります。

まとめ

メダカの産卵は3つの条件を満たさないと産卵が始まりません。

  • 水温
  • 栄養

基本時にはこの3つを満たすと産卵が始まります。

その年によって変わりますが、4月頃から条件を満たす日が増えていき、10月頃から徐々に産卵が止まり始めます。

光と水温は時期を待てば自然と満たしていきますが、栄養の蓄えだけはメダカは胃がない無胃食なので、飼育者の手に掛かっています。

喰い付きのいい餌を使用し、餌をあげる量ではなく、回数を多くあげることが大事ですが、食べ残しによる水質悪化には注意が必要です。

条件を満たしているのに、「うちのメダカは産卵が始まらない」方は、メダカに刺激を与えてあげることがきっかけで産卵が始まることもあります。

刺激には水換えだったり、飼育環境を変える為に、飼育容器を移動する、水質調整剤を使ってみるなどの方法があります。

メダカは魚であり生き物なので、条件を満たして刺激を与えると絶対産卵するとは言えないところはあります。

メダカの健康を第一にしてあげることで、メダカは答えてくれると思います。

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