メダカのお供にレッドラムズホーンはどうなの?|特徴・飼育・繁殖・増えすぎた時はどうする?

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飼育情報

メダカを飼育しSNSやブログ、You Tubeなどを見ていると、「メダカのタンクメイトにレッドラムズホーンはオススメ!」などと見たこと、聞いたことはありませんか?

自分もその影響を受けて、メダカのタンクメイトとしてレッドラムズホーンを一緒に飼育しています。

ラムズホーンは、苔や食べ残しを食べてくれて、見た目も綺麗で、水質や水温の変化にも強く丈夫な為、貝類の中では非常に人気があります!

ですが、いざ飼育してみると繁殖力がすごいのであっという間に増えすぎてしまい、こんなはずじゃなかったのにと後悔する方も少なくありません…。

特徴・飼育・繁殖・増えすぎた場合の対処法を知っておくことで解決できることもあるかもしれません。

今回はレッドラムズホーンについて解説していきます。ご参考になれば幸いです。

レッドラムズホーンの特徴

レッドラムズホーンの特徴

大きさは全長最大で2cm程度

殻はオレンジ色で体は赤い色をしている

雌雄同体なので2匹いれば繁殖ができ卵の数も多く繁殖力は非常に高い

寿命は1年〜2年程

水質や水温には丈夫で強い

雑食で苔や食べ残しも食べてくれる

東南アジアの熱帯に生息しているが日本の越冬にも耐える

レッドラムズホーンは見た目の通り、赤い色をした体に羊の角のような見た目から【赤い羊の角】を直訳したのが名前の由来です。

東南アジアの熱帯に生息している【インドヒラマキガイ】という巻貝が原種であり、そこからメダカと同じように品種改良により固定していったものです。

固定率に関しては何百匹ものレッドラムズホーンが産まれていますが、色がちょっと原種に近いかな?という個体はたまにいますが、固定率はかなり高いと思われますが、色の違う品種を掛け合わせると原種戻りがあるようなので、注意が必要です。

ラムズホーンの種類

ラムズホーンにはレッド、ピンク、ブルーの色違いの種類がいます。原種であるインドヒラマキガイからの突然変異によってできた個体を定着させたものです。

レッドラムズホーン

ラムズホーンと言ったらレッドラムズホーンというほどメジャーです。殻はオレンジで体は赤いです。

ピンクラムズホーン

殻は白っぽい薄いピンク色で、体もピンク色。

とても綺麗で可愛いラムズホーンです。

ブルーラムズホーン

殻はブルーで、体はグレー色のラムズホーンです。

レッドラムズホーンの飼育方法はとても簡単

レッドラムズホーンの飼育はとても簡単で、メダカの飼育環境であれば問題なく飼育できます。

レッドラムズホーンの理想の飼育環境

水温は15℃〜28℃

弱酸性〜弱アルカリ性

水温は15℃以下はどうなのか?というところですが、個人の飼育環境により違いはあると思いますが、メダカの越冬と一緒に越冬させることができました。

その時の水槽の状況としては、水面は凍っていたので、心配になりましたが…。

高水温では、熱帯に生息しているので強い方ではあると思います。メダカのタンクメイトとして飼育しているので、メダカがダメな水温では飼育していないので、何とも言えませんが、メダカと同じ飼育環境で飼育しているのであれば問題はないです。

レッドラムズホーンの餌について

餌に関しては、特にレッドラムズホーンに餌を与えていることはなく、メダカの餌の食べ残しや、苔を食べて成長してくれています。また、死んでしまった生体も食べます。

レッドラムズホーンだけであれば、苔や藻があればいいので、人工飼料は与える必要はありませんが、水槽を立ち上げたばかりの石や底床だけの環境では餓死してしまうので注意は必要です。

苔取り能力に関しては、非常に高いと言われています。自分がメダカに餌をあげすぎて、食べ残しが多いせいか、まったく食べないわけではありませんが苔をあまり食べてくれません…食べ残しを少なくするか、レッドラムズホーンの匹数が多くいれば苔もモリモリ食べてくれます。

個人的にレッドラムズホーンをタンクメイトとして飼育しているのは、苔取りではなく、餌の食べ残しを食べてくれるというメリットに惹かれたというのが大きいです。

レッドラムズホーン等の残餌を処理隊がいない場合、残餌が多ければ多い程水質は急激に悪化していきます。

レッドラムズホーンが残餌を食べてくれることで、水質の悪化は緩やかになります。

ガラス水槽であれば苔取りの為に飼育することもありますが、自分の飼育環境では屋外でNVBOXやトロファストでメダカを飼育しているので苔はあまり気にしていませんが、ラムズホーンを入れていると全換水で容器を洗う際に、壁面の苔が少ないので洗いやすいというメリットもあります。

レッドラムズホーンの糞について

レッドラムズホーンは大食漢でモリモリと食べ残しや苔を食べてくれるのでその分、糞も多いです。

ですがこの糞はバクテリアの定着するいい住処となります。そのため、水槽を立ち上げる際のパイロットフィッシュと供に入れる生体としても優秀です。

通常の環境で飼育している場合、レッドラムズホーンの糞が原因で水質が悪くなることは殆どないと思います。ただ貝の糞が多ければ外観は悪くなってしまうということはあります。

ですが、定期的な清掃は必要です。

注意が必要なのは、レッドラムズホーンの糞がバクテリアの住処になるからと、過剰に餌を与えるのは直接水質の悪化に繋がることになる可能性があります。

レッドラムズホーンとメダカの針子

成魚の水槽にはレッドラムズホーンを入れていますが、針子飼育容器には入れたほうがいいのか?

自分は一緒に入れて飼育したほうがいいと思います。

レッドラムズホーンが針子や卵を食べてしまうということはないとされています。自分も見たことはありません。

針子飼育容器にレッドラムズホーンを入れるメリットとしては、

  • 残餌を食べてくれる
  • 糞がバクテリアの住処になるので水質が安定しやすい
  • エアーレーションをしていない場合の油膜を食べてくれる

これらのメリットがあると思います。

針子飼育では、死因の多くは餓死と言われているのでついつい餌を多めにあげてしまいます。ですが針子は餌を食べきれないことが多いので、残餌を食べてくれるレッドラムズホーンと相性はいいと思います。

次に多い死因は水質の悪化と言われていますが、レッドラムズホーンの糞がバクテリアの住処となり、水質が安定しやすいです。

針子飼育をされる方の中には室内で針子を育てている方がいます。室内でエアーレーションをしないと油膜が張ることがあり、粉餌をあげる際に上手く餌が広がらないことがありますが、レッドラムズホーンを入れておくとパクパクと口を動かしながら、何かを食べているのか水面を泳いでいることがありレッドラムズホーンを入れておくと油膜が発生しづらくなります。

レッドラムズホーンの繁殖

ラムズホーンは雌雄同体の為性別はなく、2匹いれば繁殖します。

卵はゼリー状の殻があり、壁面や水草や石、メダカの産卵床にまで産み付け、その一つのゼリー状の殻の中には10個ほどの卵があり、約10日程で孵化します。

ラムズホーンは繁殖力が非常に高い為、2匹入れておくだけであっという間に100匹くらいに増えてしまうので、注意が必要です。

1匹であれば基本卵は産まないのですが、すでに卵を抱えていた場合は1匹であっても卵を産み付けます。

どうしても増やしたくない場合、例えば5匹購入した際に5つの容器に1匹ずつ入れてしばらく様子を見て、卵を産み付けた際は取り除き、もう卵が産まれないのを確認してから水槽に導入することが必要です。

メダカ飼育では容器を多く使うので、簡単に増やして各容器にレッドラムズホーンを入れやすいのはメリットですが、度を超えてしまうと景観が崩れることがあるのでデメリットにもなりえます。

メダカの繁殖への影響は?

メダカの飼育容器にレッドラムズホーンを入れていると、産卵床にくっついていることがあり、さらには卵も産み付けていることがあります。

産卵床にレッドラムズホーンが付いていると、メダカが産卵床に卵を付けづらいのか、付けてくれなくなることがあります。

そんな時は大体、底に卵がばら撒かれていることが多いです。

種親だけの容器にはレッドラムズホーンが大量にいるというのは避けたほうがいいと思います。

レッドラムズホーンが増えすぎた時は

増えすぎてしまったレッドラムズホーンはどうすればいいのか?

上記で説明した通り、まず増やさない工夫を先にしたほうがいいと思います。

ですが、1匹ずつ水槽に入れて卵を取り除き増やさないようにしたいと思っていても、思わぬところに卵が隠れていたり、取り切れなかったりすると思います。このように言ってはいますが、正直自分も取り切れる自信はありません…。それほど繁殖力が強いのです。そしてこの方法は購入仕立ての時はいいのですが、100匹いたらほぼ不可能と思われます…。

増えすぎてしまったからと言って、河川に放流したり、排水溝に流したりは絶対にダメなのでやめてください。これだけの繁殖力、適応能力のある外来種が放流されてしまうと、自然界に影響を及ぼす場合があります。

他の対処法としてはネットオークション、ジモティー、ペットショップ、アクアリウムショップなどで、購入してくれる方や、引き取り手を探すなどもありますが、正直なかなかうまくいかないと思います。

自分はこの増えすぎてしまったレッドラムズホーンは餌としてある生体に与えています。

捕食生物!その名はスネールキラースネール

スネールキラースネールはその名の通り、スネールを食べてくれるスネールです。

この貝は増えすぎてしまったラムズホーン水槽に入れると、捕食速度は遅いですが、確実にラムズホーンは減っていき、しばらく放置しているとレッドラムズホーンの貝殻だけが転がっています。貝殻は食べてくれないので、取り除く必要がありますが、レッドラムズホーンが増えすぎてしまったらどうしようという心配もなく飼育できます。

スネールキラースネールはスネールしか食べないのか?と思ってしまいますが、レッドラムズホーンを駆逐すると次は苔を食べ始めます。

苔取り能力はレッドラムズホーンの足元にも及ばないですが、スネールがいなくなって餓死するということはないと思います。我が家のレッドラムズホーン増殖水槽の中にスネールキラースネールを入れて駆逐後、3ヶ月程放置し様子を見ていましたが、生存していて更にはスネールキラースネールの稚貝まで確認できました。

スネールキラースネールはラムズホーンと違い、雄雌はあるので、2匹いれば増えるというわけではないのと、ラムズホーンほど繁殖力は高くないのですが、スネールキラースネールが増えすぎてしまうこともあると思いますので、これまた注意が必要です。

スネールキラースネールはメダカ水槽以外にも、エビ水槽には特にオススメで、アベニーパファー等も貝類を食べてくれるのですが、エビなども捕食してしまうため、自分の飼育環境に合わせて飼育することが必要です。

まとめ

メダカのお供としてレッドラムズホーンは相性抜群だと思います。

メリットとしては、

メリット
  • 残餌を食べてくれるので水質の悪化が緩やかに
  • 苔を食べてくれるので、苔掃除が楽になる
  • ラムズホーンの糞はバクテリアの住処となり、水質が安定しやすい
  • 室内飼育での油膜を食べてくれる
  • 貝の中では見た目が美しく綺麗
  • 繁殖力が高いので、メダカの各容器に入れやすい
デメリット

繁殖力が高いので増えすぎてしまう

増えすぎると景観が崩れる恐れも

メリットは多いですが、デメリットの一つ一つの影響は大きいとは思います。

デメリットをしっかりと理解し対処さえできればメダカのお供としては最高のタンクメイトであり、非常に人気のある貝です。

レッドラムズホーンは各水槽に入っていないと、もう不安になってしまうほど重宝している貝でもあります。

この記事を参考にレッドラムズホーンの飼育を始めてみてはいかかでしょうか?

(生き物の飼育は飼育環境により大きく変わります。ご了承ください)

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