庭やベランダで、メダカ飼育と家庭菜園を一緒にされている方は多いと思います。
私はメダカも水耕栽培も好きで、今までは分けて飼育をしていました。
仕事が忙しい30代のサラリーマンなのですが、両方飼育すると時間がなかなかないんですよね。
そこで一緒にできないかと考えた結果、メダカ水槽に浮かべちゃえばいいのではと考え、どうすれば1番簡単かを色々試した結果、発泡スチロールに穴を開けて鉢を取り付ければ楽だし、安くできると思いました。
これから水耕栽培も初めようかなと思っている方、すでに始めている方もすぐに始めることができると思います!
- 水耕栽培について
- 発泡スチロールを使ったアクアポニックス
- 育てられる植物や野菜について
- メリット・デメリットも答えます
土壌で植えられる野菜などは、水草と違い、養分を大量に必要とするので、水の浄化能力も高いです。
水換えに関していえば、ほぼ半自動といえるほどの仕事を野菜や植物達が行ってくれます。
完全に水換え不要とまではいかないのですが、一般的な水槽であれば、1周間〜2周間に1回3分の1ほど水換えをしたほうが、水質にはいいのです。
自分の飼育環境下では、植物・野菜の力を借り3〜6ヶ月ほどは水換え不要となっています。
野菜も水に浸かっているので、ほぼ手入れ不要です。
虫が付いたら取り除くくらいです。
お手軽に初心者の方でも簡単にできてコスパもいい栽培方法を解説します。
水耕栽培について
水耕栽培の大きな特徴は土を使わずに水と養液で植物や、野菜を育てるということ。水の上に浮いてる状態なので、土の中にいる害虫被害がないのも特徴です。
土を使わないので、管理が簡単です。土を使う土壌栽培の場合、土作りからしないと、うまく野菜が育たないなどがありますが、その土作りが不要なのです。
庭に植えるではなく、植木鉢やプランターなどで栽培するので、狭いスペースでも初めることができるのもポイントです。
このことから初心者の方でも、簡単で初めやすい栽培方法です。
発泡スチロールを使ったアクアポニックスのやり方
通常のやり方は、ボールとザルを重ね、ザルにハイドロボールをいれて、種を撒き、ハイポネックスなどの養液を入れた水を与え、水がなくなったら、足し水をしていき、成長させます。
又は発泡スチロールの板に穴を開けてそこにプラスチック製のコップを取り付け、同じように養液で育てます。
これらが一般的な水耕栽培だと思います。
アクアポニックスでは養液は使わずに、メダカの出したフンや食べ残しが植物・野菜の栄養となり、成長していきます。
自己流の1番簡単なアクアポニックスのやり方は、
- 水に浮かびやすいように、プラスチック製の植木鉢を用意する
- 発泡スチロールに植木鉢がハマる大きさで根が浸からないように高さを調整しながら穴を開ける
- メダカを飼育している水槽に浮かべる
メダカの排泄物を微生物やバクテリアが分解し硝酸塩に変えて養分として、野菜が吸収してくれます。
植木鉢に入ってるハイドロボールは多孔質なので、バクテリアも定着しやすいです。
水を循環させる為に、エアレーションは設置したほうがいいと思います。
一般的なアクアポニックスでは水中ポンプを使用し、飼育水を汲み上げて栽培槽に水を送り、循環させますが、この方法ではエアレーションを使用しなければ水の循環がなく、バクテリア・植物・野菜にも酸素が必要です。
水草はあまり養分を必要としないので、グリーンウォーターになってしまうこともあるのですが、畑などの野菜は養分を大量に必要とするので、クリアウォーターを維持しやすいです。
アクアポニックスに関する記事はこちらを参考にしてみてください。
育てられる植物や野菜は?
地中深くに育つ野菜や、地中に実が育つもの、背が高く育つもの以外なら何でも育つと思います。
観葉植物なども大丈夫です。
背が高くなる植物は、植木鉢を浮かべているので、倒れる危険があります。
重量の重い野菜などは発泡スチロールの量で調整することができます。
上の写真はバジルとモヒートミントです。
バジルやミントは虫除けにもなります。まぁ気休め程度で、蚊や蜂は全然寄ってきますが…
ミントを育てる場合は、地植えはやめたほうがいいです。根っこだけでもまた生えてきて、雑草より強いです。
個人的なオススメは小ねぎです!
背は高くなりますが、倒れる前に収穫すればいいのと、虫が付きやすいとネットで見ましたが、何故か私の小ねぎには虫が付かないです!
スーパーで買って緑を少し残した小ねぎばっかり今は植えています。
メリット・デメリットはある?
- 水草は、あまり養分を吸収しないので、水草を入れていてもグリーンウォーターになることがあるのですが、土に植えることのある野菜などは、地中の養分を吸収するので水草に比べ、吸収力が違い、養分も大量に必要とするので、クリアウォーターを維持しやすいです。
- このアクアポニックスのやり方は、水が減っても植物は水に浮いている状態になるので、水やり不要で管理が楽です。
- 無農薬野菜を食べることができます。
- ハイドロボールにもバクテリアが定着します。また、ハイドロボールは繰り返し使うことができるので、コスパがいいです。
- メダカの日陰や、隠れ場所になる。冬場は植物は枯れてしまうとは思いますが、氷が張るのをある程度は防止できる。
- 発泡スチロールに穴を開ける必要があるので、自作が好きでない人は、めんどくさいと感じるかもしれません。
- メダカがよく見えないことがある。
- 虫が付くことがある。芋虫など。花なら蜂も。(個人的にはこれが一番デメリットです…)
思いついたのはこれぐらいです。
メリットのほうが多いですが、デメリットの虫だけは非常に困ってます…。
野菜を育てないし食べないよ!という方で、水のクリアウォーターが目的であるなら、観葉植物がいいと思います。
野菜や花よりは虫が来ない気がします。
まとめ
今流行りのメダカと水耕栽培を組み合わせたアクアポニックスをご紹介させていただきました。
- プラスチック製植木鉢
- ハイドロボール
- 発泡スチロール
- 種や苗
植木鉢は100均の物でも何でも大丈夫ですが、浮かべるため、軽いほうがいいのでプラスチック素材の物を使うようにしてください。
ダイソーにもハイドロボールは売られていますが、人気があるため、品薄の時がありますね。時期にもよります。
小粒のハイドロボールがオススメです。
野菜の種は小さいので、中粒だと種を蒔いた時に埋もれてしまい、発芽しない失敗を引き起こすことがあります。
発泡スチロールも何でも大丈夫です。
100均でも、スーパーで譲ってもらうなどでもいいと思います。
重要なのは厚みがないと浮力が足らないです。
浮力が足りない場合は重ねて使用すれば問題ないです。
ダイソーでも種は売られています。個人的にオススメなのはハーブか、小ねぎです。
小ねぎはネットで調べると虫が付きやすいと言われていますが、色々な野菜を育ててきて1番虫がつきにくいと感じています。
スーパーで買った小ねぎを緑を少し残して植えればリポベジできます。
これだけ用意さえすれば、アクアポニックスを低コストで初められるのは魅力的だと思います。
野菜は食べられる、水は綺麗なクリアウォーターになるメリットもあり、日陰対策や、冬の表面に氷が張るのを予防できるのもポイントです。
この記事を参考にメダカ飼育でアクアポニックスを始めてみてはいかがでしょうか?オススメです!
ダイソーのフック付きポッドを使用したアクアポニックスも簡単に始めることができます。
こちらの記事も参考にしてみてください。
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