ダイソープランターでメダカ室内飼育を始めたのですが、室内での飼育際、水換えが困ることはありませんか?
自分は2階で室内飼育をしているのですが、2階には水場がなく、1階からバケツや、2リットルのペットボトルを使い、水換えをしていますが、バケツリレーが大変です。
そこで、ダイソープランターのフチに掛けられて、大きさも丁度いい、ダイソーのフック付きポットを使用し、野菜の力を借りて、水換え不要水槽を立ち上げました。
この記事では、
- ダイソープランターでフック付きポットを使用した水耕栽培方法
- 水槽に水耕栽培を取り入れると水換えが楽になる理由
- 普段のお世話は何をするのか
これらについて解説します。
メダカを飼育している方、バケツリレーが苦痛な方、水換えが楽になればいいなと考えている方には必見です!
ダイソーのフック付きポットとはどんな商品?
こちらはダイソーで販売されている商品のフック付きポットです。
- 商品名:フック付きポット
- 価格:110円(税込)
- 製品サイズ(約):120×100×H100mm(外寸)
- カラー展開:ブラウン・アイボリー
この商品をダイソーで見つけた時は、これはいいサイズ感だと思いダイソーのプランターに丁度いいのでは?と合わせてみたら、ジャストフィットでした!
ちなみにセリアでも見かけました!
元々は壁や柵なんかに引っ掛けて使う物のようですね。
この組み合わせはダイソーさんも想定外ですよね…メダカを飼育していなければ思いつかないです。
よくセリアで売られているスタッキングボックスなんかも、NVBOXに引っ掛けて使う人もいると思います。
スタッキングボックスに穴を開けても同じことはできますが、サイズがデカいので、トロ船などで飼育している方はいいのかもしれないですね。
底には水抜き穴があいていて、透明な栓がしてあります。
この水抜き穴がなぜあいているのかと言うと、普通に室内で鉢植えで育てる場合は、水やりの時に外しておくことにより余分な水が流れて水はけがよくなります。
水はけが悪いと、根腐れなどを引き起こしたり、水分をあまり必要としない植物を育てる場合にはこの水抜き穴が大事です。
植物を育てる際は、植木鉢やプランターを選ぶ必要があり、この容器が丁度いいからと水抜き穴があいてないまま育てると失敗しますので注意です。
カラー展開は2色みたいです。売られている商品棚にも2色のみありました。
アイボリーは白っぽいクリーム色な感じの色になりますね。
水槽で水耕栽培をすると水換えが楽になる理由
アクアリウムには硝化サイクルというものがあります。
そのサイクルの説明を簡単にすると、
- 魚が排泄物を出したり食べ残しの餌等で、アンモニアが発生する
- バクテリアなどが、アンモニアを生物ろ過し、【アンモニア→亜硝酸→硝酸塩】と有害性を変えていきます。硝酸塩までいけば、硝酸塩が水槽内に蓄積しなければ、ほぼ無毒と言われています。
- 硝酸塩を野菜などの植物が栄養として吸収します。
簡単ではありますが、このような流れがあるのです。
普通に飼育している場合は、硝酸塩が蓄積してしまうので、水換えによって硝酸塩の濃度を薄めることにより、硝酸塩の蓄積を回避します。
この時の飼育水は、野菜などの植物にとっては、富栄養化した水なので、水の中に液体肥料などを入れた状態とほぼ同じです。(厳密には飼育水に含まれていない栄養も、市販の液体肥料には含まれていると思います)
なので、野菜もよく育ち、毒性の低い飼育水に変えることができるので、水換えの頻度が減ったり、水換え不要になったりできるので、水換えが非常に楽になります。
硝化サイクルや、濾過バクテリアの詳しく解説した記事もあります。
フック付きポットを使ったメダカ水耕栽培方法
このフック付きポットを使った水耕栽培は非常に簡単にできます。
まず、このフック付きポットの底には、上記の説明通り水抜き穴があいているのですが、メダカ水耕栽培には不要なので、取っておきます。
この穴からメダカの飼育水が入ってくるのですが、この穴のままだと、中のハイドロボールが落ちてしまったり、メダカが入ってしまい、挟まれ事故が起きる可能性があるので鉢底ネットで塞ぎます。
もちろん鉢底ネットもダイソー商品を使用します。
メダカ飼育では、自作などの際に鉢底ネットを使用することが多くあります。
この鉢底ネットを、フック付きポットの大きさに合わせてカットしていきます。
穴が隠れれば形はこだわらなくても大丈夫です。
次は、水耕栽培ではよく使われるハイドロボールを入れていきます。
こちらもダイソー商品で100円+税で売られているハイドロボールです。
使用するのは小粒タイプがいいと思います。
中粒だと、粒が大きすぎて、種を蒔いた時に、種が下の方に落ちてしまうと思います。
中粒は少し大きくなった観葉植物などで使うのがいいと思います。
ダイソー商品の中には種も売られています。
2種類選べて100円+税で買えてしまいます。
この一袋で、かなりの量のレタスを育てることができます。
今回、レタス2種にしたのは、レタスばっかり育ててたので残り少なかったので、買い足しです!
小ねぎや水耕栽培で育てられる野菜は結構売られています。
レタス・サラダミックスの種なので、白色や黒色の種があります。
実際に種を見るとわかるのですが、すごく小さくて、軽いので、息でフッとすると、飛んでいくほどです。
取り扱い注意です!
種の袋は湿気が入ると良くないので、なるべく空気を抜いて、暗い場所で管理したほうがいいと思います。
自分の種まき方法ですが、ハイドロボールを入れた後に、トイレットペーパーを1枚使用し、ハイドロボールに乗せます。
トイレットペーパーを湿らせて、そこに種をパラパラと蒔きます。
この時、蒔きすぎに注意してください!パラパラと蒔くと、自分だけかもですが思った以上に蒔いている時があります…。
蒔き終えたら、もう1枚トイレットペーパーを被せて、その上からスポイトや、霧吹きなどで優しく水をかけてあげてください。
優しく水をかけないと、トイレットペーパーが破れて、種が流れてしまいます。
後はLEDライトをあてるか、日光にあてれば芽が出てきます。
こちらの写真は2日ほど経過したレタスですが、芽が出てきました。
ポイントは、種の時はトイレットペーパーが乾かないように気をつけてください。
ある程度、芽が出てきたら、根っこも下に伸びていると思うので、根っこが水に届けば上から水をあげる必要はありません。
メダカの飼育水を栄養にして伸びていきます。
1週間ちょっとでこの大きさになります。室内飼育では徒長に注意が必要です。
写真ではちょっと徒長気味なので、カーテンを開けて太陽光が入るようにしました。
普段のお世話はどうすれば?管理方法など
メダカに対するお世話は普段通りで問題はありません。
ただ、エアーレーションは必須だと思います。水に少し流れがないと植物の根に栄養が回ってこない可能性と、植物も根から酸素を吸収しているので、酸欠になりやすいなどがあります。
野菜のお世話というと、ベビーリーフと言えるほどになったら、一回目の間引きをしていきます。
元気に育ってると思う野菜の苗を2株か3株に絞ります。
日の当たり具合や、温度などにもよりますが、一週間程度で、上の写真のようなベビーリーフまで育ちます。
この時に間引いたレタスも美味しく食べれるので、食べてみてください。美味しいですよ。
最終的には1株に絞ります。
この最後の1株の時は、ハイドロボールを別の容器に移して植え直しします。
トイレットペーパーはこの時取り除き、ハイドロボールは洗っておきます。
間引く理由としては、間引かないと成長が遅くなることがあります。ポットが小さいので、あまりにレタスが多いと根が窮屈になります。
元気なレタスに育てる為には間引きは必須となります。
水やりは、上記で説明の通り、根が水にたどり着けば、水やりは不要なので、特にお世話ないと思います。
葉が適度な大きさになれば、その都度、収穫をしていくくらいです。
植物に関しての注意点は、薬剤や、殺虫剤などは絶対に使用しないでください。
まとめ
ダイソー商品のフック付きポットを使えば、色々な水槽のフチに引っ掛けることができ、非常に安価に水耕栽培を始めることができます。
特にダイソーのプランターのフチに掛ければ、丁度いい大きさでメダカ水耕栽培を始めることができるので、ダイソープランターを使っている方にはオススメです。
ダイソープランターは水抜き穴があいているのでそのまま使用することができないです。
こちらの記事ではダイソープランターを水槽にする方法を解説しています。
メダカ水耕栽培では、水換えが楽になるので、室内飼育では最適だと思います。
失敗しない為のポイントとしては
- エアレーションをする、メダカの負担にならない程度
- LEDライトや、日光の入る窓際で飼育する
- 殺虫剤などは絶対使用しない
これらのポイントに注意してください。
メダカ水耕栽培でできる野菜は自然と有機野菜であり、オーガニックです。
この記事を参考に挑戦してみてください。
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