メダカ【ユリシス】|特徴や気になる固定率、飼育してみてわかったこと

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幸せを運ぶとされる青い蝶と同じ名前を持つメダカ『ユリシス』という名前に惹かれて、初メダカ飼育はユリシスで開始しました!

新しい品種がどんどん作出されていますが、ユリシスは稚魚の小さいうちからラメが現れるので、稚魚から飼育を開始してもすぐに綺麗な改良メダカを楽しむことができる品種なのです。

この時に自分が思ったのは、

  • こんなに綺麗なメダカだから、飼育難しいのかな?
  • 飼育に失敗したらどうしよう…
  • 選別とか累代なんてするんだ…不安だな。

などと考えていました。

実際に飼育してみると初心者の方でも飼いやすいなと思いました。

この記事では、ユリシスの特徴や固定率などの他に、実際飼育してわかったことなどを解説していきます。

目次

『ユリシス』の特徴

ユリシスは体に黄色やオレンジに青ラメや緑っぽいラメがぶちのように入っている、オーロラ系のメダカです。

色々な色や柄があって、1匹1匹に個性があり、同じ柄のメダカはいなくて個性があるのが特徴ですよ!

なのでこの色合が綺麗だなぁとか、好きだなぁと愛着が湧きますよ!

ユリシスも高級メダカとされ、とても人気があるので、ユリシスのような似た色合いをした表現のメダカは多く作出されていて、

  • オーロラ黄ラメ
  • 夜桜ブルーゴールドタイプ
  • 天界
  • サファイア

これらは凄く似ています…まだまだ似たような品種は多くいると思います。どんどん新しい品種も作出されています。

ユリシス+ラメ王でユリ王、ユリシス+松井ヒレ長のヒレが長いユリシスもいたりと、最近の傾向では、ユリシスの特徴であるラメを強調したり、ヒレを長く伸ばすことが、メインに改良されているように思います。

自分もユリシスを飼育していますが、これらのメダカを並べて、どれがユリシスなの?と聞かれても答えられる自信がありません。わかる人にはわかると思いますが…私にはわかりません。

同じ表現だとしても作出された経緯や、作出者によって名前が異なる場合もあります。

でもよく考えると、似た表現や色合いのメダカが多いということは、それだけこの表現が人気があるので、改良されていると思っています。

自分なりにユリシスとは?と考えてみると、ユリシスはオレンジと青ラメがぶちのようにハッキリしていると思います。

気になる固定率は6割程度

固定率については難しく、ユリシスは色合いが非常にばらけます。

ユリシスから生まれるのはユリシスではありますが、ユリシスからユリシスと言える個体が生まれるのは6割くらいかと思いますがその中でも、選別していくと3割前後まで落ちてしまうと思います。

残りの7割は、オレンジが多すぎたり、青ラメが多すぎてサファイヤみたいだったりしています。

さらに詳しく言うと、ほとんどがラメのあるオレンジ色のユリシスが1番多いです。

これは、頭が柿色で体に青ラメがいっぱいのユリシスが好き!という方もいれば、ぶち柄のように頭にも青ラメがあって体は柿色と青ラメがぶち柄のように入ってるのが好き!と好みが非常に分かれてくることにあります。

私は青ラメが多いほうが好きなので、これは青ラメ多めでぶちっぽくなってて綺麗だなと思う割合は全体の2割いくかいかないかくらいですね。

この確率をあげるには、青ラメが多い個体を選別して集め、繁殖させて累代を重ねていくことにより、上がっていきます。

自分好みのユリシスを選別、累代していくことにより、固定率は上がっていくのは面白いところです。

オレンジ色が強めのユリシス
青ラメが多めのユリシス

こうして画像を見るとホントにバラけるなと感じます。

同じユリシスから生まれてきたメダカでもここまで色合いが違うのです。

3色系もですが、親と同じような表現にはならないことを頭に入れておかないと、こんなはずじゃなかったとなるかもしれません。

三色系と同じくユリシスも容器をたくさん使ってしまいます。飼育スペースが狭いと数を取れないので、なかなか好みの個体を探すは大変です。

自分も飼育スペースが狭いので過密飼育となってますがユリシスの魚群は綺麗なので、いつも選別する手が止まり見入ってしまいます。

ミヤス
ミヤス

繁殖が楽しい品種ですよ!ユリシスは稚魚ぐらいに成長した頃から、ラメが乗り始めるので、卵から購入してもラメをすぐ楽しめます!

飼育方法について

ユリシスは特別な飼育方法は特にないのですが、メダカは背地反応により体色の濃い薄いが出てくるので、容器の色は選ぶ必要があると思います。

背地反応とは、黒い容器では黒っぽく、白い容器だと白っぽくなります。背地反応しない品種もいます。(オロチなど)

私の飼育方法は、ユリシスは青ラメが綺麗なので、青ラメに限らずラメを綺麗にするには白容器がいいとされているので、稚魚の時は白い容器で育ててラメをハッキリさせて成魚手前で黒容器に移し、色揚げ用の餌をあげて濃くしていく方法で飼育しています。

そして室内で育てるよりは、やはりラメの特徴を伸ばすためにも、屋外で太陽光を当ててグリーンウォーターで育てるほうが色が濃くなりやすい印象です。

ガラス水槽だと色が薄く見えるのと、横見だと、ユリシスの側面はあんまり色は濃くないんですよね。上見がオススメです!

気になるお値段、相場は?

ユリシスは三色系のようにグレードによって値段に差があり、非常に安価な500円から、上物になるとワンペア5000円など、さすが高級メダカだなと思うところがあります。

今後も、上物は値段が下がるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

でも人には好みがあるので、安価なユリシスだとしても、自分好みならば関係ないのではないかと思います。

これは正に自分なのですが値段が高いと諦めるのではなく安価なユリシスから自分好みのユリシスを選別、累代するのも楽しみの一つです。自分は安いと有名なメダカ屋さんに行って、一匹500円で4匹のユリシスを購入しました。

そして卵を産み針子、若魚となった時に、好みのユリシスがいっぱいいたので、匹数が取れるのであれば、比較的安価なユリシスでもありではないかと思っています。

購入時の注意点ですが、オス・メスの割合は、オス2匹メス3匹での購入がオススメです。

メダカ同士にも相性があるので、相性が悪いと繁殖できない可能性が出てきてしまうのです。

卵での購入は信頼のあるメダカ屋さんを勧めます。最近では卵詐欺も少なくありません。自分は大丈夫と思っても、卵の段階ではそれがユリシスかどうかは判断できないので、販売者の言うことを信じるしかなく、その卵が若魚になる頃にようやく何の品種かわかるようになります。

若魚になるまでには、飼育環境によりますが1〜3ヶ月ほどかかるので、違う品種だったとわかった時には販売者と連絡がつかないこともあるそうです…。気を付けましょう。

まとめ

大人気で高級メダカとされるユリシスですが、選別、累代を重ねていかないと自分色に染まらないなどはありますが、飼育に関しては、飼いやすい品種で、繁殖は難しくないというのが1番のポイントです。

色合いはバラけてしまうのですが、ラメは稚魚でも入るので、卵から育てるのもオススメですが、近年は卵詐欺などもあるので、できれば信頼できるメダカ屋さんで、稚魚や成魚を購入するのがいいと思います。

ユリシスは初心者の方でも安心して飼育しやすいメダカだと思います。

メダカの基本的な飼育方法や選別、累代の勉強にもなりますので、記事を参考にぜひ飼育してみてください。

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