【メダカ屋内飼育】濾過フィルターの洗い方を間違えると大変なことに！

メダカ屋内飼育ではガラス水槽を設置し、ろ過フィルターを使用している方も多いと思います。

水がクリアウォーターになりメダカを観察しやすくなりいいのですが、ろ過フィルターを間違った方法で掃除をしてしまうと、場合によっては一晩でメダカが全滅…という事態になりかねません。

濾過フィルターには、様々なタイプがありますが、基本は一緒になります。

初心者のうちはフィルター掃除の知識がなく失敗しやすい作業なので、正しい掃除方法を理解することが大切です。

この記事を読むと

これらがわかります。それでは解説していきます。

濾過フィルターについて簡単に解説

濾過フィルターは大きく分けると３つ役割があります。

• 物理的なゴミを受け止め取り除く…【物理ろ過】
• バクテリアや、微生物の働きにより目に見えない汚れ、アンモニアや亜硝酸などをろ過する…【生物ろ過】
• 活性炭や、ゼオライトなどで、におい取り除く…【化学ろ過】

これらの濾過能力により水槽内の水質を維持することができます。

間違った掃除とは？間違えるとどうなるの？

これらの原因があります。

水道水で洗っている

水道水には人体には影響はないが塩素が含まれていて、殺菌作用があります。

この塩素により生物ろ過の重要な役割をするバクテリアが激減、もしくは死滅してしまうことにより、水槽が白濁し逆に水質悪化につながります。

洗剤を使ってしまった

洗剤は水生生物には絶対使用してはいけません。綺麗に洗い流せば大丈夫と思わず、使用厳禁です。

キッチン、風呂場で洗う際は気をつけてください。

バクテリアや微生物が死滅し、水質が悪化します。

フィルターを綺麗に洗いすぎている

飼育水で洗ったとしても、バクテリアの住処になる、ろ材を綺麗に洗いすぎるとバクテリアが少なくなってしまいます。

フィルターを頻繁に交換してしまっている

交換式フィルターなどを新品に交換してしまうとフィルターに住み着いていたバクテリアや微生物がいなくなってしまいます。ボロボロになってしまった場合はしかたありませんが、フィルター交換と、水槽全体の掃除を同時に行うのは避けたほうがいいです。

正しいフィルターの洗い方

基本的に飼育水使用します。

バケツなどに飼育水を用意します。

軽くゆすぐ程度にして、洗い過ぎに注意してください。バクテリアも一緒に流れてしまいます。

飼育水でウール材を揉み洗いし、ゴミを落とす。

フィルターの容器も洗い過ぎ注意です。

交換式フィルターを交換する際は、フィルターの容器や水槽、その他は洗わずに、フィルターだけ交換の作業をするようにしてください。バクテリアが激減します。

オールリセットは見た目は綺麗ですが水は白濁し、水質は悪化します。

ろ過フィルターの掃除や交換のタイミング

濾過フィルターの種類や能力によりますが、タイミングは大体一緒です。

掃除をしないでいると、フィルターが目詰まりを起こしてきます。そうなる前に掃除をしなければなりません。

目詰まりを起こすと、水流の流れが弱くなり、酸素を大量に必要とするバクテリアにダメージが入り激減します。

また、酸素が薄くなると嫌気層ができてしまい、雑菌や、病原菌が発生し水槽全体に蔓延し、メダカが全滅ということもあります。

交換式フィルターの場合は、説明書などに交換時期の記載があると思いますので、そのタイミングで交換をするようにしましょう。

また、補足ですが濾過フィルターを止めるのは酸素供給を断つことになるので、バクテリアが激減もしくは、死滅します。

まとめ

初心者のうちは、間違った洗い方をしてしまい、全滅を経験する方は多いと思います。

自分も経験があり、ネットなども普及していなく、ネットで調べることもせず、水槽を買ったからには綺麗にしないとと、水道水で綺麗に洗ってしまっていました。それも頻繁に…そして全滅を経験してしまいました。

飼育水で洗うこと。水道水は絶対NG。洗いすぎない。

これらは絶対守ってください。

過去の自分も知らずに水道水で綺麗に洗ってしまい、全滅した経験があります。

これからメダカや、熱帯魚を初めようとしている方には全滅など経験してほしくはありません。

その前にこの記事にたどり着いてくれることを願っています。

濾過バクテリアについてもっと知りたいという方は、こちらの記事で詳しく解説しています。参考になれば幸いです。